1981年に、WHOは「母乳育児成功のための10か条」を発表しました。
<母乳育児を成功させるための10か条>
1条:母乳育児の方針を全ての医療に関わっている人に、常に知らせること
2条:全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること
3条:全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法を良く知らせること
4条:母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすること
5条:母親に授乳の指導を充分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えてあげること
6条:医学的な必要がないのに母乳以外のもの水分、糖水、人工乳を与えないこと
7条:母子同室にすること。赤ちゃんと母親が1日中24時間、一緒にいられるようにすること
8条:赤ちゃんが欲しがるときは、欲しがるままの授乳をすすめること
9条:母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと
10条:母乳育児のための支援グル-プ作って援助し、退院する母親に、このようなグル-プを紹介すること
これは、医療者向けの内容なのですが、お母さんたちにも知っておいていただきたいです。
産院がこの10か条を遵守していれば、ほとんどのお母さんは母乳育児を軌道にのせることができると思っています。
たとえ、自分が出産予定の産院が「赤ちゃんにやさしい病院」に認定されていなくても、この10か条を
知らない病院はまず有りません。
例えば3~9条については、お母さんの方から産院に依頼すれば、実現が可能です。
10か条について、少しずつ記事にしていきます。
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